個人事業主で収入が安定しません。
住宅ローンを借りられるでしょうか?
決算書などの書類も不安です。
審査ではなにをみられるのでしょうか?
【相談者のプロフィール】
T様:神奈川県在住、個人事業主33歳
妻と子の4人家族
約6000万円の新築建売戸建の購入を検討中
【ご相談内容】
個人事業主で収入が年によって落差がはげしく
住宅ローンを借りられるかどうか不安です。
5000万円の借入を希望していますが
不動産会社に紹介してもらった都市銀行では
口頭ベースで年収から判断すると
3000万円までしか融資できないと言われました。
5000万円を融資してくれる
金融機関はないでしょうか?
今後、何年間か収入を頑張って上げて
数年後にリベンジするしかないでしょうか?
【コンサルタント内容】
<Step1>過去数年分の財務諸表をチェック、
審査上ネックとなる原因を払拭
☛個人事業主の場合、住宅ローンの審査では
確定申告書のほか決算書の提出を
求められるのが一般的です。
過去何年分の決算書や確定申告書が
審査の対象となるかは
金融機関によって異なり
2期分で済むところもあれば
過去3期分を求める金融機関や
創業期から現在まですべての期の
提出を求められるケースもあります。
決算書の中身については
損益計算書や貸借対照表はもちろんのこと
その他の付属書類についても
金融機関の方で
細かくチェックをしています。
特に税金関係については
公的な納税証明書と決算書の中身が
整合性がとれているか
正しく申告ができているか精査をしています。
意外に思われるかもしれませんが
自分で確定申告書や決算書を作成する
個人事業主の場合は
住宅ローンの審査の際に
申告の不備や誤りを
金融機関が見つけることも多くなっており
融資の際にそれがネックになることがあります。
T様のケースでも
申告内容に誤りがあり
このままでは住宅ローンの申し込みができない
ことが判明したため
税理士に確認の上、税務署に同行し、
不備を修正し申込要件を整えるところから
始まりました。
T様の場合は
確定申告の誤りによって
税金を本来よりも多く納めていました。
そのため、
確定申告をやり直したことで
住宅ローンの申込が可能となっただけでなく
税還付を受けることもできたため
一石二鳥のラッキーなケースでした。
<Step2>希望する借入額に必要な年収の算出
個人事業主の場合
住宅ローンの審査において基準となる収入は
売上額ではなく
経費を引いた後の所得でみられます。
そのため
一時的に経費が多くかかった年は
売り上げは例年とさほど変わらなくても
所得が著しく下がっている場合があるので
住宅ローンを借りる時には注意が必要です。
ただし
審査の基準となる収入の見方や
借入額に対して必要となる年収の算出方法は
金融機関によって大きく異なります。
なるべく早期に
T様のマイホーム取得の夢をかなえるべく
希望する5000万円の借り入れができるよう
当事務所の方で
事業計画や決算内容について
目標を設定させていただきました。
結果、
最初の相談時から半年後には
住宅ローンの申し込みが可能な状態になり
5000万円の融資承認を得ることができました。
<Step3>融資実行まで継続フォロー
住宅ローンは
審査の申し込み時から融資実行まで
1年以上期間があくことも珍しくありません。
決算をまたぐと
追加で決算書を求められるケースもあり
注意が必要です。
そのため、
無事に融資実行・引き渡しがされるまで
事業の財務や資金計画に関するアドバイスや
不動産会社とも連携し
引き続き当事務所で
継続フォローさせていただきました。
【平井FP事務所ならではの提案ポイント】
平井FP事務所のファイナンシャルプランナーは
金融機関で融資業務を行っていたため
金融機関の目線で
財務諸表をチェックすることができます。
物件探しを始める前に
住宅ローンの借入の可否や
借入可能額を知っているおくことで
無駄な動きをしないで済みます。
また
住宅ローンは審査に通ったら終わりではなく
金銭消費貸借契約や融資実行までに
踏むべき手順や段取りがあります。
建物が完成するまでの間に
うっかりボタンの掛け違いによって
融資を受けられなくなるようなことがないよう
引き渡しまでサポートをさせていただきます。
【コンサルタントを受けた後のお客様の感想】
決算書や確定申告書の作成だけでも難しい上に
住宅ローンの融資を受けるのに
これほどいろいろな書類を提出することを
はじめて知り、
ローンを組むのは大変だと痛感しました。
転校を避けるために
子どもが小学校に入学する前に
新居を構えたいと思っていたので
希望がかない大変感謝をしております。
今回、平井さんのサポートがなければ
家を購入できなかったと思います。
家族も新しい家をすっかり気に入っています。
ありがとうございました。