都市銀行住宅ローン
超長期固定金利がわずかに上昇
変動・短期固定・10年固定は金利据え置き
【10年固定金利 都市銀行4行の比較】
銀行名 | 2017年11月実行金利 (前月比) | 11年目以降優遇 |
三菱東京UFJ銀行 | 0.75% (不変) | ▲1.60% |
三井住友銀行 | 1.05% (不変) | ▲1.40% |
みずほ銀行 | 0.80% (不変) | ▲1.85% |
りそな銀行 | 1.05% (不変) | ▲1.60% |
【35年固定金利 都市銀行4行の比較】
銀行名 | 2017年11月実行金利 | 前月比 |
三菱東京UFJ銀行 | 1.39% | +0.04% |
三井住友銀行 | 1.71% | 不変 |
みずほ銀行 | 1.24%~1.64% | +0.05% |
りそな銀行 | 1.40% | +0.05% |
マイナス金利導入以降、人気なのが固定金利。
住宅金融支援機構の調べでは
フラット35を含む民間の金融機関で新規に借入する人のうち、
約半数は固定金利で借入しています。
ここ数年は変動金利で借りている人が固定金利に
借り換える動きも活発です。
固定金利の中でもマイナス金利導入以降
選ぶ人が増えているのが「全期間固定金利」。
当事務所にやってくる相談者でも全期間固定金利を選ぶ人が増えてます。
都市銀行4行の中では
みずほ銀行の1.24%、
三菱東京UFJ銀行の1.39%が狙い目。
但し、みずほ銀行の金利については
審査の結果次第で1.24%~1.64%の範囲で
人によって適用金利が変わってくる点が要注意。
また、2018年9月28日実行分までの期間限定商品なので、
引き渡しが2018年10月以降の人は注意が必要です。
みずほ銀行の審査を受けてみて最優遇金利を提示されなければ
他の金融機関の全期間固定商品を検討するという手段もあるでしょう。
その他の金利はこちら⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓
【都市銀行4行 11月住宅ローン金利一覧】
金利タイプ | 変動金利 (前月比) | 3年固定 (前月比) | 5年固定 (前月比) | 10年固定 (前月比) | 20年固定 (前月比) | 35年固定 (前月比) |
三菱東京 UFJ銀行 | 0.625% (不変) | 0.45% (▲0.1%) | 1.30% (不変) | 0.75% (不変) | (返済期間21~25年) 1.24% (+0.05%) | 1.39% (+0.04%) |
三井住友 銀行 | 0.625% (不変) アプリ申込は0.575% | 1.00% (不変) アプリ申込は0.95% | 0.80% (不変) | 1.05% (不変) | (返済期間16~20年)1.58% (+0.01%) | 1.71% (+0.02%) |
みずほ銀行 | 0.625% (不変) ネット申込は 0.6% (不変) | 0.70% (不変) ネット申込は 0.675% (不変) | 0.70% (不変) ネット申込は 0.675% (不変) | 0.80% (不変) ネット申込は 0.775% (不変) | (返済期間16~20年)1.17%~1.57% (+0.04%) ネット申込は1.145% | 1.24%~1.64% (+0.05%) ネット申込は1.215% |
りそな銀行 | 0.625% (不変) 商品プランによって0.595% または0.440% | 1.0% (不変) WEB限定 借換専用 0.965% | 1.0% (不変) WEB限定 借換専用 0.965% | 1.05% (不変) WEB限定 借換専用 0.65% | (返済期間20年以内)1.35% (+0.05%) | 1.40% (+0.05%) |
固定期間終了後の金利優遇 | 4行とも▲1.85% (三井住友アプリは▲1.9% (みずほネット申込は▲1.875%) (りそな WEB借換専用は▲2.035%) | 三菱・三井・みずほとも▲1.85% (三井住友アプリは▲1.9% (みずほネット申込は▲1.875%) りそな ▲1.6% (りそなWEB借換専用は▲2.035%) | 三井▲1.4% みずほ・三菱▲1.85% (みずほネット申込は▲1.875%) りそな▲1.6% (りそなWEB借換専用は(▲2.035%) | 三井▲1.4% みずほ▲1.85% (ネットは▲1.875%) 三菱・りそな▲1.6% (りそなWEB借換限定は▲2.035% | | |
三菱UFJ信託銀行が2018年4月から新規住宅ローンの
融資をやめることを発表しました。
大手信託銀行ならではの審査の厳しさはあったものの
金利競争力があり、私も取引をしたことが何度かあったので
とても残念です。
2018年3月までは新規融資をしていますし、
住宅ローン融資事業から撤退しても
既に融資を受けている人の契約時に取り交わした融資条件が
不利になるような変更はまずないのでその点は心配ないと思います。
10年前、私が銀行にいた当時から
住宅ローン事業は採算が取れないと言われていました。
過度な金利競争が進み、数年で他行に借り換えしてしまう人が増えている今
金融機関にとって住宅ローンビジネスは旨味が薄れてきています。
ただし、これは金融機関側の事情。
銀行が利益を削ってでもこんなに低金利で融資してくれる今は
私たち借りる側にとっては金利面で恵まれた環境にあるといえるでしょう。
平井FP事務所では100種類以上ある金融機関の住宅ローン商品の中から
お客様の家計や価値観に合った最適な金融機関・商品をご案内しております。
住宅ローンはどこも同じではありません。
金融機関選びひとつで、支払総額は数十万円~数百万円も異なります。
また、金利や諸費用だけではなく、
そもそも借入額が家計に対して適正な額かどうかも
利害関係のない第三者のFPという立場で診断させていただいております。
住宅ローンの得な借り方・返し方を知りたい方は平井FP事務所まで
お問い合わせください。
最近、関西や九州エリアのお客様からも問い合わせが増えて
始めたのですが、遠方の方向けにスカイプ面談も行っています。
また、著書『住宅ローン借り方・返し方 得なのはどっち?』
にもお得な金融機関選びの方法が載っています。
フラット35の金利はこちら⇒2017年11月住宅ローン金利(フラット35)
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