信用金庫で活躍されている社員様向けに
不動産取引の基礎知識と住宅ローン実務の
研修をさせていただきました。
不動産価格が高騰する中で
以前よりも多くの借入をするお客様が増えています。
ただ、金融機関にお客様がいらした時点では
お客様は購入を決めている段階なので
そこで予算の見直しをするということは
不可能だし、お客様も求めていません。
実際、
私が金融機関で融資業務をしていた時にも
お客様のご要望は
「とにかく最優遇金利で満額の融資を受けたい」
この一点のみでした。
なので、客観的に見て
「借り過ぎだな・・・」
「返済負担率(年間返済額÷年収)高いな・・・」
と心の中で思っていても
水を差すような
そんなセリフを口にすることはありませんでした。
「借り入れが多いか不安ですか?でもだいじょうぶ」
今なら言えます。
独立系FPになってから10年以上、
家計改善を何千件としてきた
今なら自信をもって言えます。
もしも少し背伸びをして
多く借り過ぎてしまったとしても
その後の家計管理や資産運用次第で
リカバリーはいくらでも可能です。
住宅ローンは借りるのは一瞬ですが
返すのは20年・30年も続く超長距離走とも言えます。
借りる時には変動金利か固定金利か
どこの金融機関の商品がいいかということ
皆さん一生懸命勉強されますが
むしろ大事なことはそれよりも
借りた後の返済計画と家計管理の仕方です。
たとえば
無駄な支出が月に5万円削減できれば
年間で60万円、
30年では1800万円にもなります。
ちりも積もると山になるように
日々の家計管理がとにかく重要ということです。
まずは先々を見据えて
本人がまだ気づいてない家計の問題を
ことが深刻になる前に早めに改善し
燃費効率の良い状態にします。
そして燃費効率をよくした状態で
資産運用と繰り上げ返済の
ハイブリッドで
いかに住宅ローンの省エネ返済をしていくかが
最短ルートで無事にゴールへたどり着くための
秘訣になります。
研修では
普段私が一般のお客様向けに行っている
コンサルタントでお客様にアドバイスしていることを
お伝えしました。
お客様からお金の相談を受けることが多い金融機関の皆様が
住宅ローンを借りた後の家計管理・返済計画についても
一人一人そのお客様のパターンによって
最善のアドバイスをされることを願っています。
ありがとうございました!
わが家も住宅ローンの返済14年目ですが
安全にゴールを切れるよう
心拍数を上げ過ぎず
長く走れるように
軽いジョギング状態で走行中です。
まずは体力をつけるために
研修が終わった後ジムでサイクリングしました(^O^)/
写真は辛そうですね(笑)