「日銀、長期金利上限0.2%容認」報道で長期金利が急上昇
一部の銀行で長期固定金利が0.1%~0.05%程度引き上げへ
【10年固定金利 都市銀行4行の比較】
【35年固定金利 都市銀行4行の比較】
【変動金利 都市銀行4行の比較】
※いずれも店頭窓口で申し込み、保証料一括払いの場合
7月31日に行われた金融政策決定会合で日本銀行はこれまで
長期金利を▲0.1%~0.1%の範囲に収るよう調整していたものを
今後、上限を0.2%まで許容するとの発表を行いました。
これにより、決定会合の翌日8月1日には長期金利が急上昇し
1日で0.05%から0.129%と一気に上昇しました。
<10年国債の金利の動き>
7月23日 0.086%
7月24日 0.085%
7月25日 0.070%
7月26日 0.091%
7月27日 0.101%
7月30日 0.106%
7月31日 0.050%
8月1日 0.129%
8月2日 0.121%
7月下旬頃から上がってきていましたが
こうした長期金利の上昇を受けて
8月は一部金融機関で
固定期間10年以上の長期固定金利を引き上げる動きが見られました。
ところで、住宅ローン金利が0.1%上がると
月々返済額がどれくらい違うのでしょうか?
りそな銀行の35年固定金利で
4,000万円を35年元利均等返済で借りた場合の比較をしてみます。
月々返済額の差は1,950円
総返済額の差はおよそ82万円です。
返せないほどの打撃ではありませんが
もしも今後じわりじわりと上昇を続けていくとなると
変動金利で借りている場合には
家計への負担がボディブローのように徐々に痛みを増していくでしょう。
過去10年・20年と長期的な視点で見ると依然
住宅ローン金利は低水準を維持しています。
35年という長期間に渡り返済を続けるので
金利を低いうちに固定したいと考える人は
低金利のうちに金利を固定する最後のチャンスかもしれません。
住宅ローンの金利選びでお悩みの方は
元不動産業者であり元銀行員である住宅ローン専門の独立系FP
「平井FP事務所」までお問い合わせください
(※)民間住宅ローンの利用者の実態調査2017年度第2回
フラット35の金利はこちら⇒2018年8月住宅ローン金利(フラット35)
過去の金利情報はこちら⇒都市銀行 過去の住宅ローン金利
一部の銀行で長期固定金利が0.1%~0.05%程度引き上げへ
【10年固定金利 都市銀行4行の比較】
銀行名 | 2018年8月実行金利 (前月比) | 11年目以降優遇 |
三菱東京UFJ銀行 | 0.85% (不変) | ▲1.60% |
三井住友銀行 | 1.15% (不変) | ▲1.40% |
みずほ銀行 | 0.85% (不変) | ▲1.85% |
りそな銀行 | 0.75% (+0.05%) | ▲1.60% |
【35年固定金利 都市銀行4行の比較】
銀行名 | 2018年8月実行金利 | 前月比 |
三菱東京UFJ銀行 | 1.59% | 不変 |
三井住友銀行 | 1.79% | +0.06% |
みずほ銀行 | 1.37%~1.77% | +0.03% |
りそな銀行 | 1.50% | +0.10% |
【変動金利 都市銀行4行の比較】
金融機関 | 変動金利 (前月比) |
三菱東京UFJ銀行 | 0.625% (不変) |
三井住友銀行 | 0.625% (不変) |
みずほ銀行 | 0.625% (不変) |
りそな銀行 | 0.525% (不変) |
※いずれも店頭窓口で申し込み、保証料一括払いの場合
7月31日に行われた金融政策決定会合で日本銀行はこれまで
長期金利を▲0.1%~0.1%の範囲に収るよう調整していたものを
今後、上限を0.2%まで許容するとの発表を行いました。
これにより、決定会合の翌日8月1日には長期金利が急上昇し
1日で0.05%から0.129%と一気に上昇しました。
<10年国債の金利の動き>
7月23日 0.086%
7月24日 0.085%
7月25日 0.070%
7月26日 0.091%
7月27日 0.101%
7月30日 0.106%
7月31日 0.050%
8月1日 0.129%
8月2日 0.121%
7月下旬頃から上がってきていましたが
こうした長期金利の上昇を受けて
8月は一部金融機関で
固定期間10年以上の長期固定金利を引き上げる動きが見られました。
ところで、住宅ローン金利が0.1%上がると
月々返済額がどれくらい違うのでしょうか?
りそな銀行の35年固定金利で
4,000万円を35年元利均等返済で借りた場合の比較をしてみます。
融資実行月 | 7月 | 8月 |
35年固定金利 | 1.4% | 1.5% |
月々返済額 | 120,523円 | 122,473円 |
総返済額 | 5,062万円 | 5,144万円 |
月々返済額の差は1,950円
総返済額の差はおよそ82万円です。
返せないほどの打撃ではありませんが
もしも今後じわりじわりと上昇を続けていくとなると
変動金利で借りている場合には
家計への負担がボディブローのように徐々に痛みを増していくでしょう。
過去10年・20年と長期的な視点で見ると依然
住宅ローン金利は低水準を維持しています。
35年という長期間に渡り返済を続けるので
金利を低いうちに固定したいと考える人は
低金利のうちに金利を固定する最後のチャンスかもしれません。
住宅ローンの金利選びでお悩みの方は
元不動産業者であり元銀行員である住宅ローン専門の独立系FP
「平井FP事務所」までお問い合わせください
(※)民間住宅ローンの利用者の実態調査2017年度第2回
フラット35の金利はこちら⇒2018年8月住宅ローン金利(フラット35)
過去の金利情報はこちら⇒都市銀行 過去の住宅ローン金利
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